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ピアノとABA理論を使って
子どもたちの成長をサポート
用語一覧
限局性学習障害(SLD)は、知的な遅れはないにもかかわらず、「読み」「書き」「計算」といった、特定の学習に大きな困難が生じるのが特徴です。
物語の内容の理解が難しいといった、学問としての国語や算数が苦手、ということでなく、「文字が逆さに見える」「形の似た字の見分けがつかない」「数の大小がわからない」などの、認知能力に凸凹がある状態で、それが学問の習得に大きな影響を与えています。
会話などのコミュニケーション面や日常生活上で、特に悪目立ちすることがないため、幼少期には問題になりにくいですが、就学後に以下のような困難さが目立つようになります。
・1文字ずつは読めるが単語のまとまりや文章としてとらえられない。
・文字や行を飛ばして読んでしまう。
・文字がぼやけたり逆さまになったり大きさが変わって見えたりして読みにくい。
・文字は読めるのに書けない。
・指を使わないと計算できない。
・図形や表、グラフ、時計、などを把握することが難しい。
・数の大小やまとまりの理解が難しい。
上記はほんの一例です。
SLDを抱えた子どもたちの困難さは実に多様です。
知的発達に遅れがないので、実生活では勉強の時だけ生じる困難さではあるのですが、これらの困難さによって劣等感が生まれ、学校生活が苦痛になってしまう子も少なくありません。
現在は学校現場でも合理的配慮が進んでおり、デジタル教科書での読み上げや、テスト用紙のルビ、ノートをとる代わりにタブレットで黒板を撮影する、など、学校や先生が様々な工夫を考えてくださっています。
また、受験などでも合理的配慮によるサポートを取り入れている高等学校等も増えてきているようです。
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