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用語一覧

自閉症スペクトラム症(ASD)は、

こだわりが強く見られ、人とコミュニケーションをとることが困難であることが大きな特徴です。

言葉や知的発達の遅れを伴うことが多いですが、「高機能自閉症」や「アスペルガー症候群」と呼ばれるお子さまたちは、知的発達の遅れがない分、本人も周囲も障害があることに気づきにくく、対人関係で悩んだり生きにくさを感じたりして、大人になってから自分で受診して診断名がついたり、二次障害が引き起こされることもあります。

※高機能自閉症は正式な診断名ではありません。また、アスペルガー症候群も古い診断名で、広汎性発達障害に含まれていた時期もありましたが、現在はそれらの用語は使わず、自閉スペクトラム症という境界線のない一つの障害としてまとめられています。

自閉スペクトラム症は、「コミュニケーション(対人関係)の障害」と「興味や行動への強いこだわり」という二つの特徴を併せ持っていますので、どちらか一つだけでは自閉スペクトラム症と診断はされません。

 抱っこを嫌がる=自閉スペクトラム症

 目が合わない=自閉スペクトラム症

​ 好き嫌いが多い=自閉スペクトラム症

であるかのような養育記事が散見されますが、これだけで診断できるものではありません。

発達専門外来など、発達障害の診療が行える医療機関で相談されることをお勧めいたします。

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